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Speciality

専門外来(産婦人科一般)の開設

この度、神保町院で産婦人科領域に対する鍼灸外来を開設することとなりました。

そこで、産婦人科領域に対する鍼灸治療でよくあるQ&Aをまとめてみました。

Q1. 産婦人科領域に対する鍼灸ってどんなことするの?

 当院では産婦人科領域に対する鍼灸治療にも力を注いでいます。患者さんの目標に寄り添って、その目標に向かってお手伝いさせていただくことに誇りを持っています。

 

産婦人科領域に対する鍼灸治療では次のようなことを行います。

◇産科領域◇

より良い出産をするためお役に立てるよう妊婦さんにアドバイスをさせて頂きます。
 

◇婦人科領域◇

女性特有の症状や病気を診ます。

更年期障害

不妊症(卵子の質が悪く採卵できない、着床しない、流産を繰り返すなど)

月経の異常(月経痛、過多月経、月経不順など)

子宮、卵巣などの病気

PMS/PMDD(月経前の7~10日間、心身にあらわれる不快な症状で、頭痛、下腹部痛、便秘、肌荒れ、むくみ、イライラ、食欲増進など)

不妊症に関連する疾患(子宮筋腫、子宮内膜症、多嚢胞性卵巣症候群、甲状腺機能低下症など)の改善を目的に鍼灸は幅広く対応することができます。

 

◇その他◇

イライラする、やる気がおきない、だるい、うつっぽい、冷え、肩こり、足のむくみなど自律神経系(交感神経と副交感神経)の乱れや体質などが関係しているいわゆる不定愁訴といわれるものも対象となり、体質改善や妊娠しやすい身体づくりなどにも鍼灸は大きく貢献することができます。

Q2. どんな症状があったら鍼灸院に受診すべき?

 症状や疾患を問わず日常生活に苦痛を感じるようなお悩みがあるなら早めに受診してみてください。病院では異常はなかったけど体調が優れない場合や、産婦人科の治療で十分な治療効果が得られない方や、産婦人科の治療と併用して治療効果を高めたい方なども受診しています。

★次のような症状がある人は、一度受診することをおすすめします★

更年期障害がひどい

不妊症(卵子の質が悪く採卵できない、着床しない、流産を繰り返すなど)

PMS/PMDDがひどい(月経前の7~10日間、心身にあらわれる不快な症状で、頭痛、腹痛、便秘、肌あれ、むくみ、イライラ、食欲増など)

​✓ 妊娠中のマイナートラブル(つわり、頻尿、肩こり・腰痛など)

​✓ 産後の不調

おりものの異常(色や状態が違う、悪臭がする、量が多すぎる、血が混じるなど)

月経の異常(月経痛がひどい、月経が半年以上こない、周期が短い・長い、期間が長い、経血量が増えたなど)

不正出血(月経時以外の出血、閉経後の出血、便や尿に血が混じるなど)

痛み(下腹部の痛み、排便や排尿のときの痛み、腰痛など)

その他(不妊症に関連する疾患がある、自律神経を整えたい、体質を改善させたいなど)

Q3. 鍼灸ってどんなことするの?

 当院の鍼灸治療は、これまでの研究成果で明らかとなっている科学的根拠と伝統医学的な臨床経験により構築されたものです。大学病院やクリニック等で臨床経験を積んでおり、確かな技術と知識を有しています。一人ひとりの心身の状態に合わせた施術が行えるよう心がけています

不妊症 鍼灸治療の流れ

不妊症に対する​鍼灸治療の流れ

Q4. どのくらいの頻度で治療していくの?

 基本的には1週間に1回の間隔で治療していきます。治療頻度を上げたほうが良いと判断した場合にはご提案させていただくこともあります。

 

◇体外受精と鍼灸の併用◇

 海外の研究では体外受精を行う場合に胚移植前後で鍼灸治療を行うことで臨床妊娠率が向上することが明らかとなっています。当院でもこの研究を参考にして胚移植前後に鍼灸治療を行うようにしています。なお、この場合1回分の治療費しか徴収しないこととしています。

Q5. 妊娠後の鍼灸っていつまでやって平気なの?

 一定水準に達した鍼灸師であれば、妊娠初期から妊娠後期まで安全に鍼灸治療が行えます

◇妊娠初期◇

 特に妊娠6週~10週の間が流産率の発症率が最も高いと言われており、妊娠初期の体調管理は重要であるため、妊娠12週までは基本的に1週間に1回の間隔で治療を行うのが好ましいでしょう

◇妊娠中期◇

 仰向けでの治療では仰臥位低血圧症候群を発症する可能性があるので、置鍼時間は8~15分程度で、その後は左側臥位になって治療をします。

◇妊娠後期◇

 妊娠36週くらいまでは問題なく鍼灸治療を行えますが、それ以降は逆子などの問題がない限り原則終診となります。

​※あくまでも目安のため担当鍼灸師と相談することが望ましいです。

Q6. 不妊症に鍼灸治療って効くの?

 もちろん効果には個人差がありますが、提案された治療計画を守っていただいた多くの方が期待すべき結果が得られています。また、過去に自然妊娠や人工授精で妊娠された方の多くが、5周期以内に妊娠しています。当院における胚移植1回あたりの妊娠率に関しては、鍼灸治療を併用することで、医療機関で行われる胚移植単独の医療処置よりも高い妊娠率が確認されています。治療実績(体外受精)をご確認ください。

Q7. 月経中にも行ってもいいの?

 特に気にする必要はなく、ひどい月経痛の人は、むしろ月経中に受診したほうが良いでしょう。

 

Q8. 鍼灸師は担当制ですか?

 当院では鍼灸の施術から次回の予約取得まで担当制です。治療頻度に関しても担当鍼灸師とご相談ください。また、神保町院ではチーム診療を行っています。代診でも情報を共有し引継ぎなども行いますので、安心して治療を継続することができます。

 

Q9. 日曜や祝日も診療していますか?

 現在は日曜・祝日は休診となっていますが、今後ご要望に応えるために診療体制を拡充していく予定です。平日はお仕事で来られない方も通院していただくことが可能にできるよう尽力いたします。

 

Q10. なにか持参したほうが良いものはありますか?

 鍼灸治療ではお腹や四肢なども診察します。ワンピースやピッタリとしたズボンは避けるようにして下さい。また、首が大きくあいた肌着や肘や膝が出るような服装をご用意いただけると、より安全に施術ができます。

 不妊症で鍼灸治療をお考えの方で基礎体温表を付けている人は持ってきて下さい。基礎体温表を見れば、月経の周期だけではなく、グラフが低温期と高温期の2相になっているか、すなわち排卵しているのか、ホルモンは順調に出ているのかなども確認できます。できれば2周期分以上の記録があると、我々も様々な状況を判断しやすくなります。つけていない方は、この機会につけてみませんか?特に月経不順や不妊症で悩んでいる人は、つけることで原因や解決法が見つけやすくなります。

 また、血液検査や画像検査などの検査結果をお持ちの方は持ってきて下さい。

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