top of page

APnetwork

鍼灸師と精神科医の相互の連携システム

【精神科医向け】

患者さんに紹介できる鍼灸院リスト

 鍼灸は気分障害における代替医療として注目されており、世界保健機関(WHO)もうつ病や神経症に鍼灸が有効である可能性を支持しています。精神医療の現場では、抗うつ薬の目覚ましい普及にも関わらず、うつ病患者は増え続けています。

 一方、鍼灸院には「うつ」を主訴として来院するケースがしばしばあります。鍼灸院へ来院する患者の一部にも重大な疾患が隠れている場合や鍼灸治療の不適応となるケースも含まれている可能性もあり、こうした場合に適切な医療を受けてもらうための医療連携システムが確立していることが望まれます。この医療連携の確立に取り組んでいるのが、中村元昭 先生(昭和大学発達障害医療研究所 准教授(副所長))です。中村先生は2021年12月末よりAPネットワークを立ち上げ、2ヶ月毎にオンラインイベントを開催し、鍼灸師と精神科医の相互的な連携システムの確立に向けてご尽力されています。

APネットワーク

 APネットワークとは、鍼灸師(Acupuncturists)と精神科医(Psychiatrists)の相互的な連携システムを指します。当院においてもより良い医療を患者さんに提供できるように『病鍼連携』を推進しています。

APネットワーク

 この度、一定の基準が設けられたAPネットワークの「鍼灸院リスト」に“大慈松浦鍼灸院”と“神保町十河医院附属鍼灸院”が掲載されました。

  • APネットワークの加入方法

登録基準は以下のようになりますので、予めご了承下さい。

APネットワーク 基準

以下のGoogle フォームのリンクから必要情報を入力して下さい。
https://forms.gle/BqNEZDaGM7zGQCFb9

第2期募集の期日は令和6年9月15日までです。


登録に関するご質問などは運営委員会のメールアドレス宛にお願いします。
apnet2022@googlegroups.com

より良い医療を提供できるように

 当院では、より良い医療を患者さんへ提供できる仕組みづくりを進めております。そのひとつとして『診鍼連携(※)』を推進しています。具体的には、患者さんが鍼灸を希望された場合に当院への紹介がスムーズ行えるように『患者さん用資料』を作成しております。下記よりダウンロードをお願いいたします。

 なお、診療情報提供書に関しては、指定の書式はございませんので、可能であれば、受診日にご持参いただくか下記までFAXしていただけますと幸いです。ご紹介いただいた患者さんが来院された場合には『施術報告書』を作成させていただきます。

大慈松浦鍼灸院

FAX 027-364-1200

​神保町十河医院附属鍼灸院

FAX 03-5283-8803

※診鍼連携…「かかりつけ医」と「鍼灸院」の連携システムのことであり、具体的には「かかりつけ医」から「鍼灸院」へ鍼灸治療の依頼もしくは紹介を行います。一方、「鍼灸院」からは「かかりつけ医」の先生へ施術報告書の作成を行います。また、鍼灸を受療する患者さんの一部にも重大な健康問題を抱えているケースや鍼灸の不適応となる疾患も一定数存在しうるため、その場合に適切な医療を受けてもらうための紹介を行うことができるシステムのこと

  • これまでの活動内容

第1回

第2回 2022年7月8日

 「発達障害」

第3回 2022年9月2日

 「睡眠障害」

第4回 2022年11月11日

 「慢性疼痛」

第5回 2023年1月13日

 「症例検討と相互連携のための意見交換」

第6回 2023年3月17日

 「AP連携の方法」

第7回 2023年5月19日

 「依存症」 小林桜児 先生

第8回 2023年7月14日

 「自殺対策」 伊津野拓司 先生

第9回 2023年9月22日

 「認知症」 内門大丈 先生

第10回 2023年11月17日

 「認知行動療法(CBT)」 岡田紘未 先生

第11回 2024年1月19日

 「パニック障害」 浅見剛 先生

第12回 2024年4月19日

 「緩和ケア」 板倉英俊 先生、藤澤大介 先生

第13回 2024年6月7日

 「APネットワークの目指すもの」

第14回 2024年8月30日

 「基礎研究」 砂川正隆 先生

第15回 2024年10月18日

 「鍼灸研究の最前線」 山本高穂 先生

第16回 2025年1月10日

​ 「精神科薬物療法」山田浩樹 先生

bottom of page