top of page

WOMEN’S HEALTH ACUPUNCTURE

女性のライフステージと鍼灸

月経、妊娠・出産、産後、更年期など、女性の身体はライフステージによって大きく変化します。ホルモン環境の変化に伴い、月経痛、ほてり、睡眠の問題、頭痛、肩こり、疲労感、気分の変化など、複数の症状が重なることも少なくありません。

女性のライフステージと身体の変化

月経周期に伴って、下腹部痛、腰痛、頭痛、むくみ、気分の変化などが現れることがあります。妊娠中には、身体の重心や循環の変化によって、腰痛、肩こり、疲労感などが生じることがあります。

更年期には、ホルモン環境の変化に加え、仕事や家庭環境、睡眠、これまでの病歴など、複数の要因が症状に関係します。

そのため、当院では「女性特有の症状」と一括りにするのではなく、どの時期に、どのような症状が現れ、日常生活にどの程度影響しているのかを確認します。

現在受けている医療や検査結果も踏まえながら、その時点で負担となっている症状に対して治療を組み立てます。

例えばこんな症状を診ています

肩を痛めている女性
ホットフラッシュ
不妊症で悩む女性
​更年期症状がひどい
身体の不調を感じる
卵子の質が悪く採卵できない、着床しない、流産を繰り返すなど
PMSやPMDDで悩む女性
妊娠中のマイナートラブル
月経の異常、生理痛
PMS/PMDD
妊娠中のマイナートラブル
月経の異常、不正出血

状態と経過に応じて治療を組み立てます

 鍼灸治療では決まった経穴や治療方法を一律に用いるわけではありません。睡眠、身体の緊張、頭痛、胃腸症状、その日の体調などを確認し、治療部位や刺激量を調整します。

1

状態を確認する

症状が現れた時期、月経の状態、日常生活への影響などを確認します。

医療機関で診断や治療を受けている場合は、診断名、服薬内容、検査結果なども参考にします。

2

治療内容を決める

頭部、頸肩部、腹部、手足などから、状態に応じて治療部位を選択します。鍼の本数や刺激量についても個別に調整します。

3

経過をみる

一回の治療効果だけで判断せず、一定期間の経過を確認します。

 改善した症状、変化の乏しい症状、新たに現れた症状を整理し、その後の治療内容を検討します。

ウィメンズヘルス領域の鍼灸研究

月経痛、更年期症状、妊娠に伴う症状などについて、鍼灸の臨床研究が行われています。また、疼痛、自律神経活動、睡眠、ストレス反応などとの関係も検討されています。

ただし、対象となる症状や研究方法、鍼灸の実施方法が研究ごとに異なるため、すべての症状に同じ効果が認められているわけではありません。

作用機序を検討した研究結果と、実際の臨床効果も分けて考える必要があります。当院では、研究結果とその限界を確認しながら、ウィメンズヘルス領域における鍼灸の位置づけを検討しています。

医療機関で治療を受けている方へ

婦人科・産科などに通院している場合は、原則として現在の診療を継続しながら鍼灸を行います。

鍼灸師は、婦人科疾患の診断、薬剤の処方・調整、妊娠経過の医学的管理を行いません。

鍼灸治療後に症状の変化を感じた場合でも、自己判断で通院や服薬を中断しないでください。治療内容や薬剤については、主治医への相談が必要です。

症状や経過によっては、鍼灸だけで対応することが適切ではない場合があります。その際には、婦人科・産科などの医療機関での評価を優先します。

​このページを書いた人

PROFILE

監修

鍼灸師 松浦知史

東京有明医療大学主席卒。福島県立医科大学会津医療センター研修。研修終了後は埼玉医科大学東洋医学科、ならびに同大学かわごえクリニックを経て、大慈松浦鍼灸院、神保町十河医院附属鍼灸院副院長。

松浦知史
bottom of page