top of page

APNET

精神科医療と鍼灸をつなぐ

― APNETの取り組み

 APNETは、精神科医療に関わる医療従事者と鍼灸師が連携し、メンタルヘルス領域における新たな支援のあり方を考える非営利のネットワークです。

 「心と身体は切り離すことができない」という心身一如の考え方を大切にしながら、それぞれの専門性を尊重し、患者さんが適切な医療や支援につながるための連携体制づくりを進めています。

中村元昭

中村元昭先生

昭和医科大学発達障害医療研究所 准教授/副所長

APNETの立ち上げに中心的に関わった精神科医です。

精神科医療と鍼灸をつなぐ取り組みを進めています。

APNETの主な活動

 APNETでは、精神科医療と鍼灸に関する知識を共有するため、定期的なオンライン勉強会を開催しています。

 勉強会では、精神疾患や薬物療法、心理社会的支援、鍼灸臨床、安全管理、医療連携などをテーマとして、精神科医、医療従事者、鍼灸師が職種の垣根を越えて学び、意見交換を行っています。

 また、メンタルヘルス領域の患者さんを受け入れている鍼灸院を紹介する「こころの鍼灸院マップ」の公開や、医療者・鍼灸師に向けた資料提供にも取り組んでいます。

Reference
​「こころの鍼灸院ガイド」

APNET

こころの鍼灸院マップへの掲載

 当院の関連施設である以下の2施設は、APNETの「こころの鍼灸院マップ」に掲載されています。

  • 大慈松浦鍼灸院

  • 神保町十河医院附属鍼灸院

 このマップは、APNETが定める掲載条件に基づき、こころの不調を抱える患者さんの相談や施術に対応している鍼灸院を紹介するものです。医療機関の認定制度や治療効果を保証する制度ではありませんが、患者さんが相談先を探す際の一つの情報として活用されています。

これまでに実施された勉強会

2026年6月20日(土)初の対面イベント

 精神科医療者 × 鍼灸師「Meet-up Day」に参加しました。

​ 当日の様子や学びについて、参加記録としてまとめました。

Meet-up Day

APNET
科学研究費助成事業データベース

精神科医療と鍼灸の連携に関する研究

 現在、うつ病治療では薬物療法に加えて非薬物療法を組み合わせる治療が世界的に注目されています。海外では、精神科医療に鍼治療を組み合わせた補完医療の研究も進められています。

 このような背景のもと、東京有明医療大学を中心として「うつ病患者への精神科医療に鍼灸院を活用する新しい統合医療モデルの構築と効果検証」という研究プロジェクトが開始されました。これは科学研究費助成事業(若手研究)の助成を受けて行われる研究です。

 研究では、まず全国の鍼灸師を対象とした調査を行い、精神科領域における臨床上の課題や医療連携の実態を明らかにします。その結果をもとに、精神科医療と鍼灸院が連携するための診療支援ツールを開発し、その有用性を検証することが予定されています。

 この研究は、鍼灸治療の効果のみを検討するものではなく、精神科医療と地域の鍼灸院がどのように連携できるのかという医療モデルそのものを検討する点に特徴があります。

 

研究の詳細

  1. 科研費研究課題
    https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-25K20520/

  2. 研究者情報(松浦 悠人)
    https://nrid.nii.ac.jp/ja/nrid/1000010847528/

 

 精神科医療と鍼灸が連携する新しい地域医療の形について、今後の研究の進展が期待されています。

​このページを書いた人

PROFILE

監修

鍼灸師 松浦知史

​全日本鍼灸学会認定鍼灸師

東京有明医療大学主席卒。福島県立医科大学会津医療センター研修。研修終了後は埼玉医科大学東洋医学科、ならびに同大学かわごえクリニックを経て、大慈松浦鍼灸院、神保町十河医院附属鍼灸院副院長。

松浦知史
bottom of page