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全日本鍼灸学会で乳房切除術後疼痛症候群の症例を発表しました

  • 執筆者の写真: 大慈松浦鍼灸院
    大慈松浦鍼灸院
  • 5月30日
  • 読了時間: 2分

更新日:19 時間前

2026年5月30日、第75回全日本鍼灸学会学術大会岡山大会において、「術後放射線治療後の乳房切除術後疼痛症候群に対する鍼治療の1症例」を発表しました。

松浦知史

岡山大会は「患者によりそう医療―医師と鍼灸師のコラボレーション―」をテーマとして、2026年5月29日から31日まで開催されました。


乳房切除後疼痛症候群とは

乳房切除後疼痛症候群(PMPS)は、乳がん手術後の通常の治癒期間を超えて、胸部、手術痕の周囲、腋の下、上腕などに痛みやしびれが続く状態です。

痛みの背景には、手術に伴う神経への影響だけでなく、瘢痕、放射線治療後の組織変化、筋肉や関節周囲の問題など、複数の要因が関係することがあります。PMPSについては、当院の「乳房切除後疼痛症候群(PMPS)」で詳しく解説しています。


発表した内容

今回の発表では、乳がんの手術と放射線治療後に痛みが続いていた患者さんに対し、医療機関での治療を継続しながら鍼治療を行った経過を報告しました。

痛みの強さだけでなく、痛みの性質、身体所見、日常生活への影響などを継続的に確認し、患者さんの状態に応じて施術を組み立てました。また、がん治療後の患者さんに鍼灸を行う際に必要となる安全性の確認や、医療機関との連携についても検討しました。


症例報告の位置づけ

今回の報告は1人の患者さんの経過をまとめた症例報告であり、PMPSに対する鍼治療の効果を一般化できるものではありません。一方で、がん治療後に続く症状をどのように評価し、標準的な医療と併用しながら支えていくかを考えるうえで、臨床的な示唆を持つ報告と考えています。

鍼灸はがんそのものを治療するものではありません。当院では、痛みやしびれ、倦怠感などの症状を支える方法の一つとして位置づけています。詳しくは「がん治療における鍼灸の役割」をご覧ください。


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