鍼灸の症例報告を学会発表へ―発表までの過程にこそ学びがある

9月3日
読了時間: 2分
8月31日のセミナーでは、先生方それぞれの立場から、症例報告の意義やまとめ方、実際に発表するまでの経験についてお話がありました。
症例報告は、珍しい症例でなければできないものではありません。日々の臨床のなかで印象に残った症例や、もう一度振り返ってみたい症例を整理することが、そのきっかけになります。
そして、実際に症例報告を書いてみようと思ったときに参考になるのが、松浦悠人先生らによる「鍼の症例報告のためのCARE拡張ガイドライン」です。
患者情報や治療経過、診断、鍼治療の内容、アウトカム、有害事象、考察など、症例報告として整理しておきたい項目がまとめられています。
学会で発表する時間そのものは、それほど長くありません。しかし、そこに至るまでには、症例を振り返り、文献を調べ、抄録や発表資料を何度も修正し、指導者から助言をいただきながら内容を整えていく時間があります。その過程にこそ、症例報告に取り組む大きな意味があるように思います。
また、2027年には第76回全日本鍼灸学会学術大会・埼玉大会が開催されます。

学生の方や、まだ学会発表を経験したことのない若手の鍼灸師の方も、印象に残っている症例があれば、一度振り返ってみてはいかがでしょうか?
全日本鍼灸学会学術大会埼玉大会 広報委員 松浦知史




コメント